車えびへの思い

車えびを育てる心構え
  ①人が食するものなので安全な車えびであること。
  ②手抜きやごまかしは車えびの活きや味に出る。
  ③人は自然の糧に生かされているのだと感謝を忘れない。


<車えび養殖>
  車えび養殖は年に1度。
  私が養殖をはじめて約28年ですので、28回の養殖を経験したことになります。
  初めのころは父に指導してもらい、一緒に養殖していました。
  しかし、年々海の環境悪化が進み、昔のように育てることが難しくなってきています。
  また、私には3人の男の子がいます。
  まだまだ幼いのですが、ふと思いました。
  「この子たちが大人になったとき、はたして車えびが養殖できる環境が残っているのだろうか」と。


<EMの研究 はじまる>
  平成14年よりEMの研究をはじめました。
  「海を守りながら車えびを育てたい。」
  その思いだけでした。
  しかし、初めのころは失敗したり試行錯誤を繰り返し、約15年かけてやっとEMの力を
  感じることができるようになりました。
  薬品ではないので即効性はありません。
  養殖場の砂に大量の(1度に約2トン)EMを混ぜ込みます。

  15年使い続けてやっと車えびの好む砂に仕上がりました。
  また、毎日の車えびのエサにも混ぜます。
  すると、昔からのお得意様や新規のお客さんからも続々と
  ”こんな車えび、初めてでした。”
  ”甘みが強い”
  ”活きがよかった”
  と、喜びの声が届くようになったのです。

  正直、驚きでした。

  EMを使うということは、EMを作るところから始まります。
  微生物が育つまで約2か月。
  ひたすらお日様の力を借りるのです。
  決して楽な作業ではありません。
  しかし、お客様からの喜びの声が何よりの励みになるのです。

  EM・・・有用微生物。古くから食品加工などに使われ、その安全性が確認された乳酸菌、酵母などの有       用な微生物を天然糖蜜で複合培養した液体のことです。



<自然との共同作業>
  車えび養殖には自然の力が必要不可欠です。
  海はもちろん気温や雨量でも生育が左右されます。
  そんな自然の中での養殖は五感をフルに使い、車えびの様子を常に観察することです。
  日々いけすに潜って車えびの様子を観察します。
  エサは残っていないだろうか。健康に過ごしているか。ストレスは感じていないだろうか...
  そして、水中でのそうじ作業。
  年を取るとともに体力的にしんどいですが、これは私のこだわりの1つです。



<自然に感謝、車えびに感謝、お客様に感謝>
  海の恵み、山の恵み、天の恵みに感謝し、月に2度いけすに御神酒をあげます。
  自然の中で養殖させていただいていることへの感謝を込めて・・・

  稚えび約1,5㎝のころから約15~18㎝になるまでの4~5か月間。大きく元気に育った車えび。
  お客様に食べていただけることが何よりの幸せだと思っています。
  そんな車えびたちへ感謝を込めて毎年2月に車えびの供養祭を行います。

  何十年と我が家の車えびのファンでいてくださっている方
  もらって食べた車えびがおいしくて注文したいと言ってくださる方
  ほとんど宣伝せず、リピーターの方が多く、人との絆の大切さを感じます。
  こんな便利な世の中なのにネット販売をせず、電話やファックスのみでの注文方法で、
  お客様には不便をおかけしますが、
  人とのつながり、絆を大切にしたいという想いで販売しております。